森モーリーヒストリー2

森モーリーヒストリー。続きまして。。長いですのでお時間ある時にでも😅

【森モーリーの中学〜高校〜上京〜大学時代編】

中学に入ると部活は野球部に入った。とにかくこの部活はしんどかった。守備はセカンドの4番手か5番手。万年補欠だったけれど仲間がたくさんいたので本当に楽しかった。セカンドのレギュラーは今や木桶プロジェクトで全国を飛び回る職人の坂口直人くん。彼は野球のセンスも抜群だった。今も小豆島ピースオリーブ花ライブを支えてくれる優しい男だ。顧問の山下先生、通称ヤマティーはマジで厳しく怖かった。野球に対してとてもピュアで情熱的な先生だった。

この頃、ある日、二つ上の兄の部屋にエレキギターがあるのを発見した。なんじゃこれはー❗️という印象。僕もなんとなく興味を持ち、家に元々あったクラシックギター(父のかな?)に触るようになった。この頃聞いていた音楽は尾崎豊や長渕剛。思春期の僕には何か突き刺さるような、心を揺さぶるような、歌詞や歌声、サウンドに夢中になっていた。三者面談では母親が「カセットテープで音楽ばっかり聞いて、ひとっつも勉強しないんです。どうしたらええですかねぇ」と先生に言っていたのを覚えている。

当時、英語の教科書に出てきたビートルズの影響で野球部の仲間数人とビートルズを聞くようになっていた。流行っていた。そして中3の時かなぁ。NHKで「パンクニューウェーブ特集」みたいな番組をピーターバラカンがやっていて。そこに映ったバンドはピストルズやJAM、イギーポップ、クラッシュだった。それまで聞いていた邦楽とはまるで違う衝撃を受けた。なんじゃこりゃー‼️それと同時期にブルーハーツがリンダリンダで出てきたのだ。パンクロック??ごっっつカッコええなあ^_^とにかく衝撃的でハートをわしづかみにされた、そんな感じでロックンロールにのめり込んでいったのだ。

あ、中3の多感なこの頃、初めて女の子と付き合う事になる😅半年くらいのお付き合いだったけど。淡い思い出。元気かな。Nちゃん^_^

兄は高校に入りバンドを始めていた。その影響もあり、僕も高校に入ると友達とバンドをやろうと決めていた。ブルーハーツやボウイ、バービーボーイズ、スライダーズ、レッドウォーリアーズ。魅力的なロックバンドがたくさんいた。バンドブームの最初の波の時代。高校に入って友達の山脇くんとバンドを組みコピーしたのはザ・プライベーツというバンドだった(のちに東京でサルーキ=がプライベーツと対バンできたことはこの頃は知るよしもない。夢が叶ったことのひとつ)
小豆島のような田舎の島にもしっかりロック音楽は届いていた。プライベーツのルーツをたどると50年代のチャックベリーやエルビス、バディホリー。60年代のビートルズやストーンズをはじめとするリバプールサウンド。その全てが新鮮で高校時代はバンドにギターに夢中だった。バンドを組んで初めての文化祭でのステージ。決まったところでジャンプしたりバンドでパフォーマンスができた感動は今でも忘れない。特にひとつ上の学年の女子達に人気者だったなぁ^^ そうそう、ある若い男の先生がストレイキャッツのクラブチッタ川崎でのライブビデオをダビングしてくれたのもこの時期。ロカビリーにもハマっていった^^

高校時代の忘れられない事のひとつ。
高校2年の6月。小学校高学年の時からよく遊んでいた幼なじみのKくんがバイク事故で亡くなった。彼が17歳の誕生日を迎える何日か前の事だった。わずが17年の人生。この時は一生分の涙が出たんじゃないかと思うくらい悲しくて涙があふれた。人の命の儚さと大切さ、友達の存在。いた人がこの世からいなくなる。形あるものが無くなる。いろんなことを感じる大きな大きな出来事だった。天国で再会できることを願っている。

そんなバンドに夢中になった高校生活も過ぎ去り、進路は大学進学の道へ。親は自分達が苦労した分、僕たち兄弟3人共、大学に行く事を薦めてくれていた。感謝✨勉強はあまりできなかったが、受験のために自分なりに頑張った。島を離れ、都会に出てみたい気持ちはあった。島とはまるで別世界の都会への憧れ。小豆島からはだいたいの人は関西方面に出る。僕も大阪に出てみたかった。大阪の大学をいくつか受験し、兄が東京の大学に行っていたこともあり、東京の大学も2つ受験した。結果は大阪方面は全滅。東京で受験した2つの大学に受かった。そのうちのひとつを選び、上京することになる。  

エピソードをひとつ。高校3年の3学期1月。学校に登校する最後の日、解放的になっていた僕と友達の坂口くんは下校後、遊び心でパチンコ屋入稿くり出したのだ。生まれて初めてパチンコをした。
数分遊んでいたら、後ろから頭をぐーで殴られた。「お前ら、何しよんじゃい!」高校の生活指導の怖い先生だった。浮かれた生徒がいるんじゃないかと見回りをしていたのだ。そのまま二人は校長室に呼ばれ、ひどく叱られ、二人とも3日間の停学となる。停学といっても学校生活も終わり2月からは休みに入るのでどうなるのかと思っていたら。逆に学校に来いって^_^3日間学校に行くことになる。大学進学には影響しなかったのも奇跡的。そんなバカな失敗も全部含めて。
高校生活は友達にも恵まれ、バンドもやって楽しかった分、卒業式ではみんなとの別れ、島を出る人、残る人。それぞれの道への出発を思い、涙が溢れた。

そして上京の物語だ。東京にいた兄を頼りにアパートを探して借り、初めて住んだ街は東京都日野市。RCサクセションの忌野清志郎さんが通っていた都立日野高校のわりと近くに住んでいた。それだけでなんだか嬉しかった。家賃は36000円。森家の経済的にこの時点で二人を大学に行かせているので仕送りは難しく、代わりに奨学金を借り(のちに苦労する返済)、すぐにアルバイトを始めた。

場所は大都会渋谷の東急プラザ(今はない)というデパートの9階レストラン街の中華料理店。皿洗いから始めた。時は1991年。バブルの名残りがあり、毎日鬼のように忙しく、帰りはいつも終電近い電車。学校、アルバイトという生活に自然に慣れて行った。憧れの大都会、東京。刺激はあるが何かポッカリ心に埋まらない寂しさはいつもあったように思う。

この頃は生活に必死で大好きだったギターもあまり弾いていなかったかな。大学でもバンドサークルとかに入る気にもならず、時が過ぎていった。大学1年の時は授業もまじめに出て単位も落とさず、大学余裕だー!なんて思っていた。気を抜いていたのだ。
大学2年になると学校も休みがちになり、大学の友達やバイト友達と遊び、パチンコや競馬や麻雀。全く何をやってるのかわからないような生活になっていく。

この頃、高校の時のバンドの相棒、山脇くんが「バンドやるぞ〜!」と言って小豆島でやっていた仕事を辞めて上京。僕のアパートに転がり込んできた。音楽への熱はまた燃えてきた時期だった。

二人でたくさん古い音楽を聴いた。50年代や60年代のブルースやロックンロール、ロカビリー、ソウルミュージック。夢中だった。

さらに大学に行かなくなり、単位は落としまくり、あまりの成績の悪さに大学3年になった1年間、奨学金がとめられてしまう。生活はピンチ!中華レストランの厨房のアルバイトに加え、夜中の工事現場の交通誘導のバイトも始めた。この年は妹が上京してきたこともあり世田谷で2年間一緒に暮らした。妹とは仲良く暮らせたことは感謝だった。
同郷の相棒である山脇くんと始めたユニット。二人で吉祥寺のライブハウスからライブ活動を始めた。オリジナル曲に交えて当時二人でよく聞いていたサムクックのカバーやウィルソンピケットのカバーなど好きな曲を好きなようにアコギでジャカジャカかき鳴らしていた。ライブハウスの人にも面白がられていた記憶。

大学生活も終盤。好きな音楽の道に進むのか、就職して社会人になるのか。やりたい仕事もなく将来の夢も決まらず、就職活動も中途半端。ふわふわした状態だった。なんとか卒業はできたが、親の反対を押し切り、好きな音楽をやりたいと伝えて、就職はせず、卒業後は1年間の約束でアルバイトをしながら音楽をやるという、いわゆるフリーターとして1年を過ごすことになる。

若い時を振り返ると僕はあまり心配性ではなかったかなぁ。「なんとかなるさ」の精神はあったように思う。良さでもあるが、備えをしない行き当たりばったりという欠点でもあるか。
とにかく若さゆえの浅はかな感じ?

最近、聖書の箴言という章を読んでいたら「幻のない民は滅びる」とある。夢やビジョンがないと好き勝手にふるまう、みたいなことかな。ドキッとする😅この頃の僕は好き勝手だったか。

このあと、フリーターの1年は過ぎ去り、アルバイト先の中華レストランに社員のコックさんとして働くことになる!

続きはまた‼️

【配信チケット販売スタート】
遠方の方も応援よろしくお願いします🙇‍♂️

11/20(日)森モーリー剛50th記念「サルーキ=ワンマンライブ@東京下北沢440」
本日‼️10/1よりイープラスにて配信チケット販売スタート!
こちらが購入URLになります↓
https://eplus.jp/sf/detail/3727820001-P0030001

リアル会場観覧チケットはこちらで好評発売中↓
https://salukirock.theshop.jp/

☆11/20(日)東京/下北沢440
SALUKI= ワンマンライブchiyo presents
「森モーリー50th記念」
〜ロックンロールセレブレーション〜
18:30/前売¥3500
※限定100名 ※整理番号順に入場

出演: サルーキ=
chiyo(Vo)
森モーリー剛(Gt)
……………………

田中翼(Dr)
にしだみーこみさこ(Key)
堀木健太(Ba)

他(ゲスト予定)

コメント